Music

中島みゆき

ふるさとへ向かう最終に            乗れる人は急ぎなさいと            やさしいやさしい声の駅長が          街なかに叫ぶ                 振り向けば空色の汽車は            いまドアが閉まりかけて            灯りともる窓の中では帰りびとが笑う      走り出せば間に合うだろう           かざり荷物をふり捨てて            街に街に挨拶を                振り向けばドアは閉まる

この曲は1977年にリリースした5枚目のシングル「わかれうた」のB面に収録されていたものです。内容は、駅のホームで故郷行きの最終列車を待つ、あるいは乗る人の心情を描き、人生の「故郷」や「帰る場所」への思いを象徴的に表現しています。 情景描写で色んなことを想像させれる詩だと思います。故郷のある人達はいつも故郷を思い出し都会で仕事などに成功して田舎に帰りたい、錦を飾りたいと思うのはいつの時代も変わらないでしょうが、皆んながそうではありません。心が折れそうになり、辛い生活を放り出して列車に乗り込んでしまおうとしたが、無情にもドアが閉まってしまう。間に合わなかったことが逃げ出すことを踏みとどまらせ、再びネオンの光る都会で生きていく決意を新たにさせた。あるいは、空色の汽車に乗って故郷には帰れないのは、まだ生きて都会で暮らしていかないといけないとも読み取れます。帰りびと、亡くなった人達が最終電車に乗って故郷すなわち両親、先祖のお墓などに会いに行く汽車なのではないでしょうか。


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