Music
西岡たかし(五つの赤い風船)
遠い世界に
遠い世界に旅に出ようか それとも赤い風船に乗って 雲の上を歩いて見ようか 太陽の光でにじを作った お空の風をもらって帰って 暗い霧を吹きとばしたい
1960年代末、若者たちの心に静かに火を灯したフォークソングがあります。戦後日本の閉塞感、社会の変化、若者たちの葛藤と希望。そのすべてを包み込むようなやさしさと力強さが、この曲には宿っているきがします。この当時は、朝鮮戦争やベトナム戦争といったなかでアメリカ施政下にあった沖縄の嘉手納基地からはB52戦略爆撃機が飛び立ち、ベトナムに爆弾の雨を降らせました。 また、爆弾や毒ガス、軍服、死体袋、車両、電気製品など、アメリカ軍にとって必要な物資をつくり上げた事で高度成長へと繋がっていきます。そういった中で学生を中心とした、反戦活動がおこります。集会の場所でよく歌われていたのが、この曲です。一時はフォーク=反戦歌と思われていた時期もありますが、その後には中学校の教科書にも採用されたりと世代を超えて親しまれる存在になりました。西岡たかし五つの赤い風船のリーダーでありました。

